A.正しいブラッシング法の歯磨きを心がけていても、歯と歯の間の歯垢(プラーク)は残ってしまいがちです。歯と歯の間の下の部分に隙間の無い人は糸ようじ(フロス)を、隙間のある人は、その隙間にあった大きさの歯間ブラシを毎食後使用すると、プラークコントロールに効果的です。
A.正しいブラッシング法が出来ていないのに電動ハブラシを使っているから大丈夫と思っている人が意外と多いようです。まずは正しいブラッシング法を身に付けましょう。その上で電動歯ブラシを使うことは効果的です。
A.歯の汚れだけでなく、大抵の場合歯石も付着していますので、歯科医院で取ってもらって下さい。検診時に歯の汚れだけを取ってもらいに来院する患者さんは多数います。当医院では、虫歯等で治療されている患者さんは治療時に歯の汚れや歯石の除去を行っています。
A.歯肉炎もしくはそれ以上進んだ歯周病です。
歯についた汚れ(歯垢)や細菌が歯茎の中に侵入することによって、歯茎が赤く腫れたり出血したりします。正しい歯磨きで毎日しっかり汚れを落とし、半年に1度定期的に歯科医院で歯石を除去して、歯肉炎・歯周病を予防しましょう。
A.部分入れ歯の場合は、残っている歯が虫歯や歯周病になり、それが原因で抜歯が必要になる場合があります。総入れ歯の場合は、歯茎の炎症を起こし口臭の原因にもなります。毎食後、綺麗に洗浄するよう心がけて下さい。
A.熱湯を使用すると入れ歯が変形してしまいます。絶対に使用しないで下さい。
A.歯磨き粉に入っている研磨剤で入れ歯が削れてしまいます。使用しないで下さい。研磨剤の入っていない台所用の洗剤などを使うと良いでしょう。
A.基本的には外して下さい。特に小さな部分入れ歯は寝ているとき飲み込んでしまう可能性がありますので危険です。また、総入れ歯の場合でも歯茎を休ませてあげる為に、外して下さい。
しかし、歯が数本しか残っていなくて入れ歯を外してしまうと歯茎を傷つけてしまう場合や、噛み合わせが安定しない場合などは綺麗に歯と入れ歯を洗ってから、入れて寝る場合もあります。
A.歯軋りそのものを治すのではなく、歯軋りから歯を守る方法があります。歯の型をとりマウスピースのようなものを寝るときに装着します。
A.親知らずは一番奥に生えてくるのでハブラシが届きにくい為、虫歯や歯周病になりやすく、また1本手前の歯との間も虫歯になりやすいです。上下の親知らずがまっすぐ出ていて噛み合っていれば抜く必要がありませんが、斜めに出できた場合や、埋まっている歯が痛くなったら抜いたほうがいいでしょう。
A.歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウム成分と結合して石のように硬くなったものです。歯石はハブラシで取る事が出来ませんので定期的に歯科医院で取ることをお勧めします。
A.歯肉炎は歯茎が赤く腫れ、ブラッシング時に出血することがありますが、歯は動いていません。歯周病はさらに炎症が進み、歯を支えている顎の骨が減って歯が動いてきます。膿が出てくる事もあります。
A.部分的に減ってしまった骨を戻す手術法がありますが、全体的には戻りません。また手術法の適応は限られ、保険が利きません。
A.1歳6ヶ月(上下の歯が4本ずつ生えてきたころ)から小学生の間までと考えて下さい。年に2~3回程度塗布すると効果的でしょう。
また、フッ素塗布をしたからといって虫歯にならないわけではありません。毎日の正しいブラッシングをしたうえで、フッ素塗布をすると効果的です。